木の物語 ① -ブラックウォルナット-
記事掲載日:
木の物語 ① -ブラックウォルナット-
皆様、こんにちは!
本格的な花粉の季節ですね。
広島の桜の開花予想は3月25日とのこと。広島の街がピンクで彩られる日が待ち遠しいです!
春の訪れを告げる桜、初夏の美しい木々、真っ赤に染まった紅葉、雪が積もった木は、なんとも言えない風情があります。
木には季節ごとにいろんな顔があり、私たちを楽しませてくれます。
そんな木の特徴や知られざるエピソードが書かれた素敵な本を木質内装建材メーカーの朝日ウッドテック株式会社様からいただきました。
少しずつご紹介できればと思います。
今回は
Black Walnut(ブラックウォルナット)をご紹介。
分類:温帯広葉樹・クルミ科
産地:北アメリカ
ブラックウォルナットはクルミ科に分類され、樹高は8~20m。
ヨーロッパ一帯、北アメリカに分布し、クルミの実をつけます。
チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つとされ、木材にするとチョコレートのような深い色合いをしています。
なんだかおいしそうな木ですね!!
子孫繁栄の象徴
アメリカではクルミが子孫繁栄のシンボルであり
結婚式ではライスシャワーならぬウォルナットシャワーが行われるそうです!
一方、日本ではおせち料理の定番である「田作り」に欠かせない食材。
硬い殻で中身を守っていることから、「家庭円満」や「契り」という意味があるそうです。
家庭に関する縁起物として親しまれるクルミ。
床材にすれば、家の中にたくさんの幸せが訪れるかも…
ルネサンス時代・最高級家具材
英国家具の歴史の中で「ウォルナットの時代」と呼ばれる1660~1720年。
当時はイタリアを中心に起こった芸術革新・ルネサンスの最盛期。
ウォルナットの流行はイタリアからフランスへ伝わり、やや遅れてイギリスにも影響を与えたみたいです。
ジョージ・ナカシマ
ウォルナットは素晴らしい樹種ですが、白太(樹皮に近く色が薄い部分)には虫がつきやすいことから、無垢で使うときには気をつけなければなりません。
しかし、虫食い跡を残した板もまた、この木ならではの風合いがあるとして珍重されることがあります。
20世紀を代表する家具デザイナーのひとりであるジョージ・ナカシマは、ウォルナットをこよなく愛していたそうです。
「バール」と呼ばれる根や太く枝分かれした又木といった、あまり使われることのない部位も、大切に生かしたことでよく知られています。
香川にあるジョージ ナカシマ記念館
一度訪れてみたい場所です。
ライブナチュラル プレミアム RUSTIC(ラスティック)
空間の質を決定づける床材。
3月から当社の標準仕様となった朝日ウッドテック株式会社様の無垢材挽き板化粧フロア「ライブナチュラル プレミアム RUSTIC(ラスティック)」
表面化粧材として2㎜厚の無垢材挽き板を採用し、天然木ならではの美しさや風合いを確保しつつ、独自のナチュラルマット塗装による高い耐久性や床暖房にも対応する機能性を併せ持っています。
また、いま切り出してきたかのような天然木らしい躍動美をもち、にぎやかな節や白太、ダイナミックな斑や濃淡、光によって輝く杢といった自然の中で育った樹が放つ荒々しい個性をスタイルに変え、力強く大胆に表現した新感覚の床材です。
世界三大銘木のひとつ、ブラックウォルナット。
白太を随所に配し、重厚な表情のアクセントに。
気になる方はSTAFFにお気軽にお尋ねください。
出典:樹種物語(朝日ウッドテック株式会社)