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木の物語 ② -ハードメイプル-

木の物語 ② -ハードメイプル-

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木の物語 ② -ハードメイプル-

皆様、こんにちは!!

日に日に暑くなってきましたね…(>△<)

季節の変わり目は体が暑さに慣れていないため、熱中症になりやすいそうです。

お気をつけください。


今日のブログは、ブログランキングでもあったように、ご好評?!いただきました「木の物語」の2回目です!


今回は

Hard Maple(ハードメープル)をご紹介。

分類:温帯広葉樹・カエデ科

産地:北アメリカ

ハードメープルは、五大湖周辺のカナダ東部およびアメリカ中西部から北東部にかけて広く分布する樹種です。

五大湖…行ってみたいですね…

冬の厳しい寒さや雪の加重にも耐え生長するハードメープルは、衝撃や摩擦に強い木材に育ちます。

樹液が甘いことから日本ではサトウカエデと呼ばれているそうです。

前回に引き続き、おいしそうな木ですね!!


キツツキ/バークポケット

光合成によって作り出した養分を使い、枝を伸ばして葉を茂らせながら成長する樹木。

その過程で枝の付け根が幹に包み込まれると「節」ができます。

ときには、鳥や動物などがやってきて樹皮を傷つけ、傷ついた部分の樹皮を樹体内部に取り込むと、「バークポケット」と呼ばれる痕跡になります。

こうした刻印は、樹木が重ねてきた生の証と言えます。


シュガーマーク/メープルシロップ

ハードメイプルは、別名シュガーメイプル。

皆様ご存じ、ローカロリーでミネラル豊富な自然の甘味料・メイプルシロップの原料となる樹液が採れる木です。

冬の寒さに備えるため、シュガーメイプルは夏の間にでんぷんを蓄えています。

そのでんぷんが、やがて糖分へと変質。

雪解け水が流れ出す頃になるとミネラルをたっぷり含んだ水分を吸い上げるので、そこに糖分が溶け込んで樹液が甘くなります。

樹液を採取できるのは、寒暖の差がもっとも大きくなる2月から4月のわずか2~3週間だけです。

木に穴を開け、取り出し口をつけることから始まります。

昔はそこにバケツを下げていたみたいです。

こうして集めた樹液を煮詰めれば、メイプルシロップのできあがり!!

ハードメイプルを木材にすると、メイプルシロップを採った跡が筋や点になった色変わりとして現れるそうです。


バット

硬式野球のバットといえばメイプル材が主流。

メイプルのバットを一躍有名にしたのが、元メジャーリーガーのホームランバッターであるバリー・ボンズでした。

今や、メイプル以外のバットを使うプロ野球選手はほとんどいないというほどです。


ダンスホール

ハードメイプルは固く粘りがあって衝撃にも強いことから、ボーリング場のレーンやバスケットボールのコートなどに使われています。

ダンスホールの床材にも用いられていたのは、もしかすると…

原産地である五大湖の沿岸に大都市・シカゴがあったことと関係しているかもしれません。

シカゴはジャズやブルースのメッカであり、ダンス文化が大いに発展した街として知られています。


出典:樹種物語(朝日ウッドテック株式会社)

https://www.woodtec.co.jp





6月には納得すまいる館1階の床材コーナーを改装予定です!

お楽しみに!!


【前回のブログ】

木の物語 ① -ブラックウォルナット-

https://www.home-yamane.jp/blog/blog1681