異素材がセンスよく調和するスタイリッシュな家《廿日市市/注文住宅》
木のぬくもりや色の変化で住むほどに愛着のわく家に
「家を建てるなら絶対木の家がいい」と考えていたO様。
構造材として使われている木は、大部分が目に見えない。
だからこそ、地元の木が使われていて、家族が長く安心して住める「長期優良住宅」に力を入れている、山根木材を家づくりのパートナーに選んだ。
O様の好みは、アイアンやステンレスなどの無機質素材や、黒や紺といった濃色を活かしたクールなデザイン。
一方、奥様の希望は木材やタイルを使ったナチュラルな北欧風デザイン。
夫婦それぞれの好みを設計士がバランスよく取り入れた結果、魅力的なデザインの木の家が完成した。
黒い箱を思わせるキッチンからは、リビングやダイニングにいる子どもの様子がよくわかる。
写真右の出入り口からすぐに洗面やデッキに移動できる家事動線も確保した。
フローリングや階段の踏み板、キッチンの扉など、面の部分には温かみのある木材を使用。
階段の手すりやテーブルの脚など、線の部分にはクールなアイアンを用いて空間を引き締めている。
ニュージーパインを赤く塗装し、デザインガラスを用いたドアはリビングのアクセントに。
入居から3年。DEJIMASTOCKで購入したレザーソファにも、年月を重ねた色合いの変化が出てきた。
キッチン扉にはニュージーパインを選び、インテリアに合わせて塗装。
ナチュラルになりすぎないよう、天板はスタイリッシュなステンレスを選択。
水栓の横に広々とした作業スペースを確保。リビングから見えない配置の冷蔵庫も、キッチンと横並びで動線は◎
火力の強いガスコンロを採用し、コンロトップやパネルをステンレス仕様にして、性能だけでなく見た目にもカッコいい仕上がりに。
洗面台は造作。「理科実験室のような」スクエアの洗面ボウルと、美術館の絵画を照らすような照明にもこだわった。
玄関まわりにはウェスタンレッドシーダーの板を張って、趣のあるエントランスに。
子どもたちは広いLDKで自由奔放。
「断熱性が高いからか、冬でもガスストーブ一つで家中が暖かく、夏はエアコン一台でひんやり。どの季節でものびのび過ごせています。」
この家に来てからO様も奥様も、そんな子どもたちの様子を眺める、ゆったりした時間を楽しめるようになったそう。
「最近気づいたのですが、ヨーロピアンオークの床がだいぶいい色に変わってきてるんですよね。」というO様。
この家での時間が積み重なるたび、床の色の変化と同様に、住まいへの愛着も深まっていくようだ。